昨日は家でゆっくりしようと思ったのですが、雨があがったので出かけてきました。

昭和町にある居留守文庫さんに、ハロウィーンの絵本などを追加納品しに行き、帰りにトーベ・ヤンソン展へ。

居留守文庫さんは手作りの本棚を組み合わせて、個性的な展示を行われている古本屋さんで、今は個展もしていて素敵でした。

また本を買っちゃった。

トーベ・ヤンソン展は、隣の駅、天王寺からすぐのあべのハルカス美術館で行われています。

展望台に行く途中の16Fが美術館。入口が分りづらい。

去年は、催し物会場で小規模の展示があったのだけど、今回は本格的。

トーベ・ヤンソンの生涯に沿って作品が展示されていました。

子どものころから画家を目指していたので、若い頃の作品は絵画になります。

風景や静物、人物画などで、フィンランドだからか色調は暗め。

当時の夫も画家であったので、お互いの肖像画も残されています。

戦争に強く反対していたトーベは、反戦活動はしなかったのもの、風刺雑誌「ガルム」にイラストを描き続け、そこにムーミンの原型が登場するようになります。

画家として成功することを強く願っていたトーベですが、多才さのゆえに絵画に集中することはできませんでした。

ムーミンの他に大人向けの小説も書いています。

絵が素晴らしかったので、挿絵だけでは本当にもったいない。

60歳を越えたころに描かれた自画像は、トーベの絵の集大成とも言われていて、衝撃的な印象でした。命が吹き込まれているよう。

他には赤い岸壁の絵が印象に残りました。

ムーミンは、マンガや絵本としても出版されています。

どれもオリジナルのストーリーです。

展示では、ムーミン翻訳の本が全部置いてあって楽しめるコーナーがありました。

絵本が素敵だった。展覧会のイメージも絵本の挿絵。絵本を是非取り寄せたい、取り扱いたいと思います。

そして、トーベはバイ・セクシュアルだったんですね…後半生のパートナーは女性でした。

『島暮らしの記録』は、トーベとトゥーリッキが無人島ハルで毎年夏を過ごしていた記録で、この本は読んだのに分らなかった…(内容が辛くて最後まで読めなかったけど)

日本って、そういう事を「無かったこと」にしてしまいますよね。『かいじゅうたちのいるところ』のセンダックがゲイだという事も知らない人が多いと思う。

2人が過ごした夏の家の模型も展示されていました。一間しか無い小さな家。25年間も毎年通ったそう。

他に何もない岩場の島。島と呼べないような小さな土地で過酷な生活を送るとは。

アーティストなんだなあ。精神的に次のレベルに到達しているというか、考え方が根本的に違う感じ。

ムーミンかわいい〜っていうのとは異次元のかっこいいトーベの生涯を垣間みることが出来て、充実の展覧会でした。

 

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