ブッククラブで今ギリシャ神話を読んでいますが、次の本は何が良いかな、とメンバーの方とお話していたら、小泉八雲 – Lafcadio Hearn が良いのでは、というアイデアをいただきました。

講師のサニーが神話の他にホラーが大好きな事もあり、また帰化して日本の文化を英語で世界に紹介した作家という事もあってぴったりな気がしました。

ギリシャ神話の児童書はゆっくり読んでいるので、来年末くらいまでは掛かりそうなんですけどね!

確認したところ、サニーはやはりLafcadio Hearnが好きで、ご夫婦で松江の旧居も訪ねたことがあるそうです。

二人に Kwaidan – 怪談の映画はアートだと勧められ、ホラーは苦手だけど、借りてみました。

1964年公開、小林正樹監督、出演者 三國連太郎、新珠三千代、仲代達、岸惠子、中村嘉津雄、中村翫右衛門、滝沢修他、カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞の大作です。

構想に10年をかけ、当時で3億円の制作費、国際的に公開されることを意識してつくられたアート作品でした。「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の4つのお話のオムニバスです。

出演者は脇役も含めて今でも有名な方ばかりですが、演技も素晴らしいし、音楽や絵画も素晴らしい。

岸惠子の雪女も妖艶で美しく恐ろしかったけど、やはり耳なし芳一の話が圧巻でした。

最初に物語の背景として壇ノ浦の戦いが琵琶の語りで繰り広げられます。

セットは現代のものからすると拙いものの、家紋を掲げ、鎧兜で武装した兵士たちの戦闘と音楽と語り、戦いの様子を描いた絵画が織り混ざったシーン非常に印象深く、もう一度見直しました。

実はこの夏に京都大原を訪れました。寂光院は、壇ノ浦の戦いで身投げをした平清盛の娘、建礼門院が助けられた後に隠棲したお寺です。

中国人の同僚と訪れたのですが、展示を見て回るうちに「耳なし芳一」のお話を思い出して、記憶は曖昧なものの紹介したところでした。

戦いの壮絶さ、平家の無念さ、700年もの間祟ったというのが、この映画で初めて現実の出来事だったと実感され、不思議な感覚になりました。

「耳なし芳一の話」なんて良くできた面白い話なんだろう。小泉八雲も読んでみなければ。

小泉八雲はギリシャ生まれの英国人ですが、古事記をギリシャ神話に遜色ないほど素晴らしいと考えていたそうです。。。古事記も読まなければ。

読みたい本がまた増えました。

 

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